Cao no Cafeトリビュート小説 「天と地の彼方へ」 第5話

連載1の32ライヴの帰り、マリとシゲルの青い車、首都高3号線、三軒茶屋付近、2Q11青豆と天吾。エッソの看板、そこのタイガーの絵。雪降りづづく。シゲルは思い出す寅さん語録→『人間の運命なんて分からねえもんな。俺だってよ、いつかどっかでいい女に巡り会うかもしれねえもんな。(つづく)

 HAJIME_VOCAL

連載1の33寅さん語録続き)人間の運命なんて(中略たとえばの話さ、この敷居またいだとこでいい女に俺がバッタリ会って、その女と所帯持っちゃうかもしれねえ。ま、そういったようなことを信じて、生きて行こうじゃねえか、な。 マリ、高速を降りる猫を見る、いよいよクライマックス早くも最終章へ

 SHIGERU_VOCAL

連載1の34読者(と筆者)のための動画リンク– 首都高3号三軒茶屋-東関道潮来 http://t.co/rhvI6QN via @youtube エッソ石油CM「95ルパン&銭型」篇 95年 http://www.youtube.com/watch?v=r7LydOkMfYg

 

連載1の35猫のナミ「うちの亭主、ロンドンに女がいるのよクリス」「なに?倫敦、なによやぶから棒に。だってあの人、僕はもてないって言っていたって言っていたじゃない、もてた親父の息子がもてるとは限らないって、僕はその証明だって」「けど女といってもね、犬語とはちと違うのよクリス」

KIYOSHIRO

 

連載1の36「亭主の女は倫敦だけじゃないのよ」「本当すか」「ええ、ほかに新小岩、小岩、柏、葛飾 堀切菖蒲園 茅場町に代官山でしょう、あ、クリスこれ順不同よ」「順不同?」「あと、それぞれに一人とは限らないの、蒲田や駒沢には幾人もいるわ、後は略」「へえ、ナミさん何でも知っているのね」

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連載1の37「あ、倫敦の話だったわねクリス、うちの亭主がリヴァプールに行くときはその女の家が定宿なの」「なに!リヴァプール、定宿?そんなにたびたび?」「ううん、一度行って、あ、いいな、次もここにしょうと思ったら定宿ってことよ~その人とてもいい人なの」

2011.03.30