本とアートの産直市

写真/構成・鎌田浩宮

立ち読み

いいから
おいでよ。

あんまし
見かけない
本、
あるよ。

 

 毎年、小さな、しかしイカシた出版社が高円寺に集まり、開催される「本とアートの産直市」。今年は10月31日(土)~11月1日(日)昼12時~夜6時の開催だど。入場無料

日本のインド・高円寺駅南口より徒歩5分。
明石スタジオで、やってます。

キャマダも昨日、下見に行ってきたが、ずっと立ち読みしたくなる本、多かったぞ。

いきなり目に入ったのは、栗原康・著
はたらかないで、たらふく食べたい」。
いいぞ、いいぞ、もー、120%キャマダの心境とシンクロしてる。

おお。
これはエプスタインズにも多数書籍を販売提供して下さっておる
出版社「港の人」。
装丁がすごすぎてかなりの話題作「胞子文学名作選」。
これ、まだ残部あったのね。
印刷、裁断などが難しすぎて、発行部数が少ないと聞いていた。

タイトルはカジュアルだが、内容は重いぞ。
きむらひろみ・著「ダンナがうつで死んじゃった」と、
大西隆博・著「いじめはなくせる」。
ペラペラとめくってみたが、実際に学校の先生が書いた本なので、教育評論家が書いた薄っぺらい本ではないと見た。

後藤さんを救えなかったか – 政府は何をし、何をしなかったのか?」西谷文和・著。
後藤さんは政府に「見殺し」にされた」第三書館・編。
この辺、ずっとエプスタインズで連載していた企画とかぶっていて、興味深い。

こちらもエプスタインズに販売書籍を提供していただいている、游学社のブース。

塚本晋也監督作品「野火」「バレット・バレエ」関連本に混じって、すごいの、見つけた。素晴らしいアイデアだと思う。しかも100円って。

入場無料なのは言うまでもないのだが、本の価格も、一般書店やニッパン・トーハン等の取次を通していないので、卸価格相当で買えてしまうのだ。
新刊本も、各社まちまちだけど、100円引きとか、消費税サービスとか、中には70%オフくらいにはなってたんじゃないかなあ?

http://koenjifes.jp/event/sanchokuichi/

高円寺フェス恒例『本とアートの産直市』を今年も中央公園近くの芝居小屋「明石スタジオ」で開催します。
サブカル系、アート系、人文系など個性派の小さな出版社が集います。
本の作り手自らが、エッジの効いた本を販売する産直市ですから、本が好きな人、編集に興味がある人、出版社に就職したい人、みなさんでお越しください。

(公式サイトより抜粋)

 

同時開催

ファミリースペース

子ども向けの絵本をはじめ、家族で楽しめる本が並びます。
時間帯によっては、ハロウィンを記念した
コスプレーヤーさんたちのサプライズ登場も!?

 

ミニチュア絵本をつくろう

大阪の絵本やさん「ピクチャーブックリール」の店主が、
ミニチュア絵本の作成を実演指導します(有料)。

子どもでも楽しみながら作成できます。

 

「きぼうのかんづめ」ミニ原画展

石巻で津波被害にあった缶詰屋さんを全国の人たちが支援した実話が
絵本「きぼうのかんづめ」になりました。

その原画展と原作者によるミニトークがあります(無料)。

 

占いコーナー

人気のタロット占い(31日&1日)や、えがお占い(31日)も
同会場内であります(有料)。

あなたの未来につながるメッセージがそこに…。

 

おもな出展社(50音順)

アートダイジェスト
アトリエM5
アニカ
えにし書房
共和国
ころから
彩流社
サウダージ・ブックス
猿江商會
三輪舎
社会批評社
スタイルノート
第三書館
タバブックス
トランスビュー
ななみ書房
猫の言葉社
羽鳥書店
バナナブックス
ビーナイス
ブックエンド
ポーラ文化研究所
堀之内出版
まむかいブックスギャラリー
港の人
結エディット
游学社
鹿砦社
ロクリン社
わかば社

 

東京都杉並区高円寺南4-10-6
Tel.03-3316-0400
JR中央·総武線高円寺駅より徒歩5分
土·日·祝日は中央線快速は通過し、中央·総武線各駅停車のみ停車します。

高円寺駅南口を出て正面の三井住友銀行とケーキ屋の間の道を直進します。
2つ目の十字路を左に曲がり、約100メートル直進します。
右側の黄色いビルが明石スタジオです。


2015.10.31