- 2013.12.19:第118話 第5章「パパになる?」の巻
- 2013.06.29:第117話 第4章「ろんどんからの浅草、なう」の巻
- 2013.06.23:第116話 第4章「London Calling? そんなのあったよね?」の巻
- 2013.03.28:第115話 第4章「ノッティングヒルのカノジョ」の巻
- 2013.03.21:第114話 第4章「ロンドンの春はまだ遠い」の巻
- 2013.03.15:第113話 第4章イングリッシュブレックファーストの巻
- 2013.03.07:第112話 第4章「パインツとクリスプス、そしてプール」の巻
- 2013.02.28:第111話 第4章「さよならクリス、そしてこれから」の巻
- 2013.02.07:第110話 第4章「ロンドンの曇り空な朝」の巻
- 2013.01.31:第109話 第3章「カノジョの香りのする部屋」の巻
サブ・コンテンツ
- 2023.03.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑦
- 2023.03.04:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑥
- 2023.02.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑤
- 2023.02.25:[Radio] walkin’ to the beat everlasting④
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第14話「ツイッターはじめる!?の巻」〜前編〜
とある土曜日。
「ちょっと、ちょっと、オニイサン!」
なんだよ、お前は渋谷の怪しい客引のネーチャンか?
「はいはい?なんでしょうそこのオネエサン?」
「ツイッターやってちょうよ」
ン?
「ツイッターやってって、どういうこと?」
「だーかーらー、店長が店のコみんなにやってくれって」
「フォローとかも、ちゃんとやってね、ってことで、 やってちょ」
なんとなく意図は掴んだ。
要は、ツイッターによる集客を店側が狙っているワケね…
まあ、ボクもプライベートでやってるから、
やり方は知ってるけど。
「いいけど、名前はどうする?店での名前でいいのか?」
「モチ! んじゃ後は、テキトーにお願い、それ仕事用携帯だから」
そういい残し、カノジョは出かけるそぶりを見せる。
「ちょっとそこのオネエサン、いづこへ?」
「友達と買い物、あっ、コレバイト代ね♥」
そういい残し、テーブルに一万円を置いて颯爽と家を出て行ってしまった。
だいたい、ボクは世間でいう“ヒモ”か?
ちゃんと仕事をして、社会保険も加入している一応立派なサラリーマンだぞ!
と心の中でつぶやくも、悪くないバイトだ。
適当に登録していくつかつぶやいておけばいいだけ、
後は店側とカノジョの手間の問題ってことでね。
早速アカウントを作り、適当なアイコンつけて
店での名前で登録して完了。
まあ、折角だから2、3個ツイートしておいてやろう
サービスで適当にフォローもしておくか。
自宅で昼食をとりながら片手間に業務終了!
これで1万なら悪くないバイトだねとおもいながら、
暇つぶしにカノジョになりすましいじってみることに
するってーと、
“フォローありがとうございます”
“女子大生?どこの大学?”
“目黒辺り出没ですか?ボクもですよ”
エトセトラ
ボクのフォロワーなんて、数人なのに
なに?このレスの早さ!
下心ある野郎どもめ!とおもいつつ、なんだか面白くなってきた
これが、いわゆる“ネカマ”ってやつ?
まあ、本人公認の代行だからちょっとちがうか?
まあいいや、この下心野郎どもと、休日の午後を過ごしてみるか…
つづく
2010.12.09