番外編 『留置場で日記書いちゃいました ②』

 
「甘栗むいちゃいました!」な感じで
「留置場で日記書いちゃいました!」でPON!

しかし、戦ゴジさんのために言っておきますけど、彼は無実の罪で連れて行かれたんですから。
ひどいもんです。
戦前も戦後も変わってないんです。
大体戦ゴジさん、小学校の頃から、虫一匹も殺さない人ですからね。

留置場なんて、僕みたいなヤワな人間には堪えるだろうなあ。
ビールないと寝られないし、あ、いや、そんな問題ではない。
とにかく、先方から暴力の類は受けていないそうで、ほっとしてるんですが、尋問で、言葉の暴力みたいなものはあるんだろうなあ、ああひどい。

あ、彼の罪状等については、次回記しますが、僕にとって、そんなものは二の次の話なんです。
あの、よくあるでしょ、センセーショナルな事件があると、テレビ局のニュースで “かつての友人”とかに取材して、そーするとその友人っつー人は、顔にモザイクかけてもらって、声も変えてもらって、あたかも評論家のごとく語り出すわけですよ。
「ああ、彼は子供の頃から内向的で、人と接するのが苦手そうで」
僕はあの手の輩に腹が立って仕方ないんです。

僕は、僕の友人が何らかの罪で逮捕されたとする、圧倒的に非は友人のほうにある、でも、いくら金を積まれても、いくらモザイクかけてもらおうとも、友人を売るようなコメントをテレビに決して言ったりはしない。
友人は、僕の大切な宝だから。
友人と培ってきたその年月は、僕とその友人だけが共有するものだから。
そして、お互い良くも悪くも影響しあって、高めあって低めあってきたのだから。

友人を売るって事は、自分を売るって事に等しいんだぜ。

エプスタインズ 非代表取締役社長 鎌田浩宮 

2010.09.19