2012年3月11日(日) White Album

文・オーツカ

はいどーもこんばんわ(ただいま午後19時ジャストです)。

通勤の音楽ということでお題を頂いたわけでありますけれども、そもそもですね、”通勤時には音楽は聴かない”というのが正解ですね、わたくしと致しましてわ。

これがですね、通勤時に限らずに、原則として、”何かをやりながら音楽は聴かない”というのが正解ですね、極めて個人的な見解と致しましてわ。

無論、どこぞのお店やらに飲みに行ったりなんだりで飲みながら、かかってる曲にチョロリと耳が行ったり、事務所で作業中に弊社の社長がpodcastやらから垂れ流してらっしゃる曲が流れていたりはしますけれどもね。事務所でも一人でいる時わ基本的にわ無音ですね。

そして、自宅におりましても殆ど音楽わ聴かないですね。なんとならば、何かやってることが多いもので、上記の理論からすれば、音楽がかかる機会わ殆どないということになるわけですね。あとね、ステレオにリモコンがない!というのも大きな要因ですねぇ。

昔わね、人並みに通学時とかに音楽とか聴いてましたけどね、なんなんですかね、まぁ基本的にわイヤホンとか嫌いだし、仰々しいヘッドフォンとかで電車乗っちゃうというのもアレなのでねぇ。まぁ中学生とかの時分にわ、なんというんですかねぇ、自宅で聴き倒すにわ聴き倒し切れないくらいに聴きたいものが多かったんでしょーねぇ。であるからして、時間を惜しんで、移動時にも音楽とか聴いてしまう、という。年とる毎に、聴きたいもんが減ってきてしもうたということですかねぇ。なーんか気になるミュージシャンとか居れば、大抵はyoutubeで軽くチェックして、しかしながらわざわざCDとか買ってまで聴かねぇなぁ、で終わるというね。まぁ掘り返せばまだまだイロイロとあるんでしょーけれども、そうした好奇心やら向上心というものをですね、次第に風化させて行くのが寄る歳波というヤツなのでしょーかねぇ。

あとわね、アレですね、あんまし広く浅くていうタイプでもないもんだで、決め打ちした幾つかがあれば良いっちゅう次第でですね、いつもながらの曲っちゅーのわわざわざCDやらレコードやらかけんでも、頭ん中で大抵わ再生可能なくらいの状態になってしまってるというんですかね。

その他、人様のバンドとかでカバー曲とかやってっと、それを聴かねばならないというですね、義務感で何度も何度も聴かざるを得ない状況があったりするのでね、それ以上に、通勤時にまで音楽聴かなくてもいーやっていうですね、そーいうのも近頃わありますねぇ。

もしかしたらば、実わそんなに音楽好きぢゃないんだったりして。

とまぁですね、そんな次第なんですけども、そんなわたくしが、ここ数年間の通勤において聴いたことのある音楽わ次のただひとつですね。なんかね、同僚にね、いらなくなったipodシャッフルをですね、2年くらい前??に貰ったことがあってですね、まぁそんなものを貰ったことだし、久々に通勤で聴いてみちゃおうかしら、みたいなですね、次第でですね、聴いてみたわけですね。翌日からわ既に聴かなくなって、そのipodシャッフルは弊社の社長にあげちゃいましたけどね。

で、そんときに聴いたのが、The BeatlesのWhite Albumですね。モノラル・リマスターのヤツ。丁度、2009年くらいですか?ビートルズの全タイトルがリマスターで再発されたわけですね。で、その目玉が、モノラル・リマスター盤。そもそもですね、ビートルズの時代なんちゅーのわ、殊に初期~中期にかけてわ、家庭用ステレオなんてのわ殆どがモノラル仕様だったよーで、そんなことだから、ビートルズ自身がミックスに立ち会ってたのって、モノラル盤だけだったということなわけですよ。最後の2枚くらいわステレオが普及したということもあって、モノラル盤自体がなくなってますけどね。つまりわですね、ステレオ・ミックスで出てるヤツわですね、最後の2枚くらいを除けば、本人達が全くチェックしとらん、と。で、1980年代の初CD化以降ですね、モノラル盤を手軽に聴ける機会なんつーものわ実わなかったりしたところにですね、どかんとやってきたのが2009年のリマスターということで。

これがね、かなりショッキングな内容だったわけですよ。今まで聴いてたのと全然音圧やらノリやらバランスが違うという。まぁ大枠でいうとですよ、勿論リマスター入ってるんで音がクッキリっていうのわ当然として、とにかくもベースが極太。ドラムのリズムもかなり強調されておってですね、なんといいましょーか、リズム隊がガツンと前に出ててですね、”あ~、ビートルズってばロックバンドなのね!!”というのが改めて認識されたようなですね、具合ですね。なーんかビートルズっていうと、リズムに関する遊びとかあんまししない傾向があるわけで、ロックのですね、一つの重要な要素であるにも関わらず、リズム軽視的なことが謂われておったわけですけどもね、これね、とんでもないですね、というような中身ですね。ジョージ・マーチンさんなんかもね、その昔、”モノラル盤を聴かなければサージェント・ペパーズを聴いたことにはならない”とか言うてましたんですけども、その辺りが非常にですね、理解されるリマスターでしたねぇ。賛否わあるよーですけども、個人的にわグッド・ジョブ!!と。

で、まぁ全部聴きましたけどね、何故か通勤時わホワイト・アルバム。実わね、ホワイト・アルバムだとね、それほどモノラルとステレオで違わない、みたいな。一番はっきりと違いが出てるのわ、リボルバー辺りですかねぇ。タックスマンとかベースのブリブリ具合がすごいですよ。

というわけで、ビートルズと謂えばモノラル!!というですね、そんな結論ということでよろしくお願い致します。


2012.03.12