第30話「キャバ嬢、山ガールになる?の巻〜後編〜」

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「アナタと〜おっ、こえたい〜♪アマギゴォエ〜」

しかも、キャバ嬢がhttp://www.microsoftproductkeys.com
客とアフターで歌うものとは違った

メチャクチャけだるい、歌声だ…

ケーブルカーをおりて、いざ山登りをスタート、といっても

まだまだ、山登りというより、

ちょっと傾斜のある程度のmicrosoftproductkeys 、散歩道を歩く事5分

カノジョのテンションはパタリと下がる

「なんだよ、テンション低いな〜」

「だって、あしいたいんだもん…」

「え?まだ5分くらいしか歩いてないぢゃん!」

「ク・ツ・ヅ・レ♥」

「何をカワイコぶっていってんだよ!」

「キョーは予行演習ということでネ♥」

「ハァ〜?」

わざわざ、電車のってケーブルカーまでのってここまで来てもう断念?

「うーん、いい眺めだねぇ、見よあれが大都会トーキョーだよ。ウン、アタシャその昔、夢見て上京して…ウンヌンカンヌン」意味不明な演説が続く

なんだか、ごまかしに入ってきたぞ

露骨にめちゃくちゃつまらなそうな顔…

「ハイハイ、じゃあ、予行演習ってことでね…引き返しますか?オジョーサマ」

「キミがそーゆーならしかたがない、ぢゃあ戻るとしますか」

なんだその、気持ちワリー笑顔、単純なヤツ

結局、ちょろっと歩いて15分程度の散歩、

これじゃ、普段のクリスの散歩以下だな…

「アー、なにあれスキー場のヤツヂャン!アレのって帰ろー♥」

リフトを見つけはしゃぎ出し、

「よし、あそこまで競争だぁ!」

引き返すと決まったとたんに、やたらテンションが上がるカノジョ

その足取りは軽やかどころか小走りになっていた

“アノ〜、靴ヅレは?”と、こころでつぶやく

リフトに乗ると桜のつぼみが元気に花開こうとしていた

次の週末あたり、近所の目黒川の桜も見頃かも知れないな

ま、いい空気を吸いにきたったコトで、今日のところは許してやるかな

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2011.04.07