第-3 「あきらめない。生活のためには常に努力する。つづき」

Тэрбээр Японы эмэгтэйтэй гэрлэсэн нь уулзалтын Монгол , Япон руу цагаачилсан юм. Монголчууд Японд амьдарч , маш хэцүү байдаг. Энэ өгүүлбэрийг уншиж, зориг уу.

Камата хийж Hironomiya

Terbeer Yapony emegteitei gerlesen ni uulzaltyn Mongol , Yapon ruu tsagaachilsan yum. Mongolchuud Yapond amidarch , mash khetsüü baidag. Ene ögüülberiig unshij, zorig uu.

Kamata khiij Hironomiya

 

この厳寒の冬は、2000年3月まで続きました。ゾド(雪害)とよばれ、世界異常気象のながれによるものだと言われています。私はゾドで3/4の家畜を失いました。生き残ったのは100頭に満たない羊・やぎと2頭のらくだだけでした。何年もかけてコツコツと働いて育て、増やしてきた羊・やぎ -私の労働の結晶- を、一度の冬でこのようになくしてしまいました。

遊牧の仕事を一度はやめようと思いました。けれど私はあきらめませんでした。

2000年の夏は、とてもすばらしい夏でした。この夏、私はハンガイ地方に生活の場をうつし、もう一度、新しく生活を始めようと目標をもちました。ハンガイ地方は、モンゴルの北部にあり、山が多く、川もあり、草も豊かなあたたかい所だと兄たちから聞いたのです。春は強い風がなく、冬のふぶきは、山で守られ、直接、当たらない。冬でも雪をかくと、下に、足のすねの高さの草が、おいしそうに顔を出す。ここでなら、遊牧生活をもう一度やっていけると思ったのです。そして、ハンガイ地方のボルガン県に移住先を決めました。

最初にゲル(折りたたみ式モンゴル伝統住居)を運んで送り、後から兄と私で、残った羊・やぎを連れて放牧させながら、ふるさとを出発しました。それは目的地まで道なき道を600km、1ヶ月間にわたる徒歩と野営の旅でした。この時、「あきらめない。生活のためには常に努力する。」と自分に言い聞かせました。

次回は、旅の途中で、であったできごとについて書きます。

mongol2 (2)

へんしゅうぶ から せつめい
みなさんは 600km あるきつづけた ことが ありますか?
600km というのは およそ とうきょう から こうべ くらいの きょり です。
いっぱんてきな モンゴルの ゆうぼくみんは きせつにより およそ 40km くらいの いどうを することが ありますが、600kmというのは めったに ありません。
だから、鉄が きめた この だいいどう は、たいへんな ゆうき と、あきらめない こころ が ひつよう です。
そんな 鉄 なので、にほん でも、がんばっていける と おもいました。


2010.12.03