創刊3周年記念アンケート、しょの2!

構成・鎌田浩宮

唐突だが、
今年の、
夏、
である。

笑えて、パンク。
力が、ある。
僕には、これはナンセンスではなく、センスです。

80年代に入ってから、バブル経済がはじけるまでは、企業も広告費に余裕があって、
「パルコる」
と言われるような、直接的に商品をアピールしないCMって、いっぱいあったんですよね。
今は商品名の連呼のような、アーティスティックじゃないCMばかりです。

それでは、エプスタ創刊3周年記念アンケーツ第2問、いってみましょ。

Q.
エプスタインズの莫大な利益から
生まれた福利厚生費で
保養所を作る事にしました。
国内・海外・宇宙、どこでも結構。
いずこに建立したいか、
理由も添えて書きなさい。

弥生
(「通勤の音楽」など担当)
Ans.
東京に欲しいです。
生涯日本に住む気がないので、帰国時の仮住まいとしてw

★ ★ ★

素敵。
弥生さんにそう言われてみると気づくのが、東京って広くって、1時間以上もかかる場所、いっぱいあるんです。
行った事のない所、いっぱい。
東京各地に作るの、いいかも。
小岩、柴又、浅草、堀切、奥多摩、羽田、三宅島、エトセトラエトセトラエコエコアザラシ。

クエ星人くん
(「楽しい脱原発① 小6、校内にて脱原発デモ敢行!」に登場)
Ans.
沖縄の地下に秘密基地を作る(米軍基地じゃなく!)。
理由 カッコいいし秘密基地は男にはいつまでも必要だから。

★ ★ ★

基地は基地でも、人を傷つけたりしない。
僕もクエ星人くんぐらいの齢に、友達の家の小さな裏庭に、拾ってきた家具なんかを並べて、秘密基地を作ってたなあ。
テントを張ったりするのも、楽しいんだよねえ。
たき火は、絶対外せない。
消防法、無視です。

梨乃
(「楽しい脱原発① 小6、校内にて脱原発デモ敢行!」に登場)
Ans.
ぜひアイスランドに!
理由:地熱発電で 温泉あり
世界の果て感もあるのが好きです。
ブルーラグーンに昼と夜行きましたが
お酒飲みながら入れて夜は星の中、最高でした。

ただ行くのがちょっと遠いので
三茶の非社長宅はどうでしょうか?!
理由:三茶、昔と今のチャンプルーな場所で
心地好い場所ですよね。
夕方お風呂屋さんに行き、風呂上がりにビール。
飲み屋に困らない。
エプスタの保養所にぴったりだと思いました。
いかがでしょう?

★ ★ ★

北欧、憧れます。
僕の大好きな細野晴臣さんのCDが売れているらしい、という情報だけで、もう興味がそそられます。
あれもよかった、映画「かもめ食堂」は、フィンランド。
世界の果て、行ってみたいなあ。
まだ行った事のない所、沢山あるなあ。
ところで。
僕ん家、そんなに心地いいかい?!
あ、三軒茶屋が心地いいんだよね…。
涙(友近っぽく)。

ワオ君
(「東北で働き始めて」などに寄稿)
Ans.
福島です。福島のどこか。うーん天栄村かなあ。
中通りですが、風評被害で苦しんでいる地域です。
でもとってもきれいなところですよ。
温泉も良いし。
福島の人とは、仕事の関係で多くの人と知り合いになりました。
時々遊びに行って、元気にやっている?と話をしながら、お酒を飲みたいです。
なので、福島に保養所を作ってくれると嬉しいです。

あと、陸前高田にもお願いします。
陸前高田も仕事の関係で、何度も訪問し、知り合いができました。
今後もかかわって行きたいので、陸前高田にも作ってくれるといいなあ。
酔仙酒造さんの近くが良いです。ファンなので。

★ ★ ★

東北で、復興支援の仕事をしている彼。
天栄村は、郡山市を少し南に行った所ですね。
原子力規制委員会がHPで発表しているデータによると、例えば天栄村立天栄中学校は、毎時0.474マイクロシーベルト(μSv/h)ですね。
(2013年7月29日 9時10分の時点で)
環境省では、放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域の指定や、除染実施計画を策定する地域の要件を、0.23μSv/h以上の地域としているんです。
なので、0.474という値を、どう考えるか。
当然ワオ君も、それを知っての上での話なんですよ。
それは僕も、よく分かります。
一方で、郡山を中心に、子供の安全な場所での教育を求める「ふくしま集団疎開裁判」という動きもあります。
原告の方々のスピーチを、毎週金曜の首相官邸前での脱原発デモで何度か聞いた事もあります。
ぜひ、こちらも読んでみてもらえると嬉しいです。
http://www.fukushima-sokai.net/about/index.html
政府は、こうして世論が分断するのをほくそ笑んでるのが、頭に来ますけれどね。

大友麻子
(「映画おとーり」などに寄稿)
Ans.
今の私の頭の中は、怒濤の再会が訪れた灼熱のフィリピンの風景。
一日中戻らない電気と止まった水。
泥だらけの顔の中の目の輝き。回るカメラ。
行きたい場所は、常に変わって行く。
その瞬間だけしか存在しない何かが自分を呼んでいる。
だから、保養所はいらないかも。
今は、考えが及ばない。
井戸掘りジプシーみたいに生きて行きたいと思ってたあの頃の熱。

★ ★ ★

先日彼女は、仕事でフィリピンに行ってたんですね。
すこぶる充実した毎日だったそうなんです。
蚊に刺されたり怪我をしたりの毎日だけど、毎日、笑顔のまま戻らないくらいだったんですって。
そしてフィリピンは、彼女が昔、井戸掘りのボランティアに心身を捧げていた地でもあるんですね。
世の中、大金持ちは沢山いるけれど、毎日笑顔でいられる人は少ないですよ。
羨ましいし、見習わなくっちゃなあと思います。

では最後に、僕の回答も。

鎌田浩宮
(ボンクラ非社長)
Ans.
奄美から沖縄へと続く琉球弧の、どこかの島がいいですね。
食べ物も含め、放射能を気にせずに過ごせますからね。
そこに、東北の被災者の方に、全額エプスタ負担でお越しいただき、のんびりしていただければと思います。


2013.07.30