第八夜:「レッツら はんなり!」

diary_007

若女将のけい子です!
京美人って言われましたっ! でも江戸出身ですっ! で、今は信州ですっ!

観光協会の研修旅行で京都に行って参りました。
京都へは何度か行った事はありましたが、観光らしい観光をした事は
なかったので、それはもう楽しんできました。 主に食を(笑)。
私は塩気のあるものが滅法好きなので、生八つ橋などには目もくれず、
お漬け物を追いかけました!
すぐき、とうがん、かぼちゃ、万願寺唐辛子などの京お漬け物!
ビミッ! ビミッ!
そして、美味しいと聞いていたので行ってみた「東山 八百伊」の
山芋のお漬け物と千枚漬けは堪りませんでした!
帰ってきてからご飯と一緒に食べたのですが、歯ごたえの良さと
ワサビの香りがマッチしすぎていてご飯が止まりませんでした!
キケンッ! キケンッ!
ま、その間にも仲居たちに頼まれていた大量のお土産も、
時間ないのに買い込む買い込む!
あぶらとり紙? もういい、ダースでくれ!
ってな具合で走りまわりました。 はあ、疲れた・・・。
とりあえず研修前にビールをください・・・ え?ダメなの!?
と、こんな始末で(笑)。
 
 
さてさて、研修のメインである老舗旅館。
場所は伏せさせて頂きますが、行き届いた管理を感じる穏やかな館内と、
仲居の的確な接待、繊細なお香の香り、目にも鮮やかで涼しげなお料理、
そして麗しき女将の咲和子さん(仮称)。
本当に素晴らしかったです! 女将パワー指数で簡単に申しますと
私が10だとしたら、咲和子女将は30000くらい!
笑えないくらいに格が違いました・・・。 もう恥ずかしいです・・・。
なんというのでしょう、その方がいるだけで空気がしっとりと、
それでいて和やかになると言いますか、
心が満たされると言いますか・・・ 言葉にはできないのです。
 
これが京の最終兵器「はんなり」というものなの!?!?
 
上に書いた「京美人」というのも咲和子さんが私なんかに
おっしゃってくれた言葉です。 いやいやいやナイナイナイ。
けい子さんは色白だし綺麗な笑みをこぼすからだって! キャッ!
でも京美人の事はよく知らなかったもので咲和子さんに詳しく
聞いてみると、色白であったり、物腰柔らかな、上品な佇まいの
女性の事を一般的には指すようだけれど、京美人とはその昔お偉いさんが
秋田から色白美人をつれてきた、その子孫だとも聞いた事あるのよ?
と咲和子さん。
 
んっ? じゃあつまり京美人は秋田美人??? え?秋田最強説???
 
しかし、ああいう方って本当にいてはるんですねぇ。
(ちょっと京都弁真似てみた!(笑))
女でも一瞬で惚れてしまうあのオーラ。 佇まい。 笑み。 ・・・もう魔法。
お金で買えるなら売ってほしい! 中古でもいい!
 
 
と、京美人からは色々遠い気もする私ですが、
咲和子さんの言葉を信じて女を磨きます。 一ヶ月くらいは・・・。
 
 
 

2010.09.15