第五十五夜:「続・文学少女」

皆様、台風襲来の影響は大丈夫でしょうか?
各地の被害を見る度に体中が痛くなる想いが致します。
緩めず、でも焦らず、周囲と共に十分な対処をしていきましょうね。
 
と、今宵は様々な不安を断ち切る為にも、
なんだか一部で好評だったと噂の「文学少女」シリーズと参りましょう。
何故突然って?それは今日は元気に暇だからです!
 
ちなみに「文学少女」とは、いつも仕事が終わった深夜に一人
お酒を飲みながらネットでこそこそ集めている趣味画像を使い、
その画像を「小説の表紙」として、そこから「タイトル」や、
「裏表紙のあらすじ」などを妄想する、私の一人遊びです(笑)。
熟女疑惑から脱する為に少女を名乗りたいだけではないのです!
少年隊だっていい歳こいて未だに少年名乗ってるじゃない!
 
前回の文学少女 http://epstein-s.net/archives/3556
 
 
 
 
 
「キミニモデキルヨ」

d_kimi

 23年に亘り沈黙を守り続けた男がいた。
 全国の子供達にも、フガフガ言う獣にも愛されてきた彼。
 彼の作品は全ての子供の心に大きな楽園を創った。
 しかし最終回の刻は彼を無視して訪れた。そして上層部が
 彼に突きつけたのは彼の「沈黙」を破る事だった。
 苦悩の末、彼は掲げられ続けた言葉を控え室で飲み込んだ。
 
 「ぼくに・・・できるのかな?」
 
 そんな男の背をそっと抱き締め、涙と共に相棒は語り掛けるのだった。
 
 「・・・フガ フガ フガ フガ・・・フ ガ ガ ~!!!」
 
 身を削り、子供の為だけの唯一の玩具職人として駆け抜けた、
 長身男のLast Jobを追う衝撃のドキュメンタリー。
 
 
 
 
 
「逃亡者の真実」

d_oi

 奇抜ないでたちで世界各地を飛び回り、
 老若男女に対し「我を探したまえっ!」と挑発し続けた男がいた。
 誰もが彼を知っていた。
 しかしその誰もが彼の胸中を探ることはしなかった…。
 
 捕縛された彼の口から出る衝撃の事実。
 余命幾ばくも無い最愛の妹の為、特効薬を探して世界を巡り、
 目立つ格好で立ち振る舞う事でスポンサーから金をもらい、
 莫大に掛かる治療費に当てていたという。
 参考人として聴取された日本の著名ホラー漫画家は語る。
 
 「えっ? ボク関係ないよ?!」
 
 世界は彼を探す事に固執し、再び彼を野に放つ。
 自由の身となった彼は小さく呟くのだった。
 
 「探される人生より、探す人生の方がいいよね、本当は」
 
 実は命の輝きとか伝えていた、愛と感動の写文集。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんだか今日は渋い男性の話ばかりになりました。
写真のセレクトのせいか、私の心境のせいか。
でもどんなことにも素敵な裏側があったらいいですよね。
なんてね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011.09.21