倉田ケンジ/qurata kenji

「LOVE」

私の、最後の瞬間に聴きたい歌はJohn Lennonの「LOVE」です。
幼い頃母の隣で聴いた時も、大人になって一人で聴いてみても、
「LOVE」から伝わってくるのは、何故か
今際の際の ”フィーリング” でした。
この世界の領域から離れた地で生まれたよな、
ささやかな旋律と歌声。そして歌詞。
今の私には未だ掴めていない愛の全貌。愛の居場所。愛の力。

彼は知っていたんでしょうね。
見えていたんでしょうね。
待っていたんでしょうね。

この先、あと何十年、それとも何年、それとも明日、
死ぬその瞬間までに、私は気付けるのでしょうか。
私は辿り着けるのでしょうか。
「LOVE」は ”それまで” の私、
いや私達への課題のような曲に、私は思います。

私がこの世界を離れる時、できる事なら、
この曲について彼にこう伝えたい。
「・・・そうだね」と。

Love is real, real is love,
Love is feeling, feeling love,
Love is wanting to be loved.

Love is touch, touch is love,
Love is reaching, reaching love,
Love is asking to be loved.

Love is you, you and me,
Love is knowing we can be.

Love is free, free is love,
Love is living, living love,
Love is needing to be loved.

(written by  John Lennon)

2010.06.23