行く、東北へ。②仙台国分町/榴岡公園

取材/写真/文・鎌田浩宮

2012年4月13日(金)。
引越作業は、明日早朝から。

だから、今夜は羽根伸ばし、夜の散策。

地元の小中学校の旗寄せ書き。
「がんばろう仙台」「絆」的なものも多く見られる。


そしてこれは、仙台駅近くのビル。
僕は、この手のスローガン、ちぃと苦手。
本当に震災で苦しんでいる人は、
そのような言葉に真から励まされるだろうか?

 

カタい話もいいけれど、オモロな写真も、ね。
仙台駅近くのレンタカー屋さん。
農家直送の米、買えるど。
精米料、サービスど。

 

度々見にくい写真でゴメンね。
電柱に「演劇 映画 サブカルチャー」とだけ。
他に会社名とか住所とか、一切明記なし。
どこかの専門学校か?
サブカルを授業として教えるのもすごい。

 

仙台駅の周りはね、
活気あって気分いい。

1ブロックごとに、
原宿、渋谷、歌舞伎町。

 

僕も応援してるど、楽天イーグルス。
この旗は、至る所で見かけられる。

仙台駅周辺、金曜の夜ということもあって、すんごく賑わってる。
原宿のようなブティックの多いエリアを抜けたかと思うと、
沢山の若い子がほろ酔いで歩く渋谷センター街のようなエリアになり、
うちの居酒屋いかがですかと呼び込みの人も沢山いて、
ぶつからないように歩くのがちびっと大変。

その隣のエリアは、道1本で急に、こんなのになる。

新宿・歌舞伎町っぽいエリアに入り、黒服の呼び込み、すごい数。

若い呼び込みの兄さん、
僕らに、敬語です。

 

小向美奈子も、来るんだぜ。
仙台、いっそう活気づく。

それにしても、キャバクラ呼び込みの兄さん、若い。
さっきの居酒屋同様、20歳そこそこじゃないかな。
だから、歌舞伎町のような強引さや威圧感がなくって、いい。
僕達、客引きを断った上に
「美味しいラーメン屋さん、ない?」
って厚かましく聞いたら、
「こってり味でいいですか?」
って、敬語ですごく丁寧に教えてくれた。

しかし!その教え通り行ったら、なんと九州ラーメン屋さん!
こちとら、わざわざ仙台に来て九州ラーメンは食べないぜぇ。

そんな中で見かけたのが「姫らーめん」という看板。
キャバクラや風俗店だらけの街中に、ドン!とあるんだが、
入口は雑居ビルの奥の方にあり、
本当にラーメン屋なのか風俗店なのかさっぱり判らないのよ。
でも、東京に帰って調べたら、地元では有名なラーメン屋であった。

 

まだ先の、
桜を思い、
つぼみ、
愛でる。

仙台で花見なら、ここ。
1番有名な、榴岡(つつじがおか)公園。
東京では、もう散っちゃったけど、ここではまだつぼみのまま。
硬い、つぼみ。
一分咲きさえ、していない。
でも、た~くさんの人が、かなりの寒さにも動じず、
楽しそうに杯交わし、お喋りしてる。

春、待ちきれないのかな。
去年は、花見どこじゃ、なかったもんね。
一輪も咲いてないのに、とっても微笑ましくなった。

赤ちょうちん、並ぶ。
どんちゃん騒ぎやカラオケこそないものの、真から楽しそう。
ちょうどいい、賑やかさ。
きっと毎年、硬いつぼみの頃から、賑わうんでしょう。
皆の楽しさで、こちらまで心地よくなる。

つづく・・・


2012.04.27