映画「阪急電車」を、「聴き」に行け。

今、北海道から九州まで、
全国約90の映画館で公開されている、
「阪急電車 片道15分の奇跡」。
http://hankyudensha-movie.com/

 

最初は、ふ~ん、としか思わなかったんだが、
よく考えてみると、
駅のホームでのシーンも多いということで、
これはひょっとしたら、
僕の作曲した到着チャイムなども劇中に流れるのかな?
そうすると普段阪急電車に乗らない関西以外の人にも
僕のチャイムがどんな風に流れているのか
聴いてもらうことができる、
そりゃあすごく嬉しいことだなあ、と思いまして。

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でも、ぬか喜びできないことが1つだけあって、
それは、沢山ある阪急の駅の中で、
ごく1部の駅は、僕じゃない人が作曲したチャイムが流れているんです。
この映画の中でも、そのチャイムしか流れていなかったらどうしよう?
そもそも阪急電車が舞台・題材になる映画すら
滅多に創られることはないですからね。

そんな有難い機会ですし、
僕のチャイムが流れるかどうか不安だったので、
観に行ってきました。

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(お、写真に写っているのは、
先日宮城の被災地へボランティアへ行き、
エプスタ「玉音ちゃんradio」
にてその話題を対談したキャマダの無職仲間、
大友太郎君ではないか。
彼とはこの後有楽町のガード下、
生樽ホッピーの青空酒場で乾杯。
素敵な夜でした。
しかし!
大友君は、僕が立て替えた映画のチケット代を、
払わずに帰ってしまったのだった…)

どうせなら大きい画面でいい音響で、と思い、
有楽町マリオンの日劇へ!
僕、シネコンって嫌いなんです。
スクリーンは小さいし、客席は少ないし。
ああいう合理主義だけの産物は、
映画館とは別の代物でしょう。

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結論から言うと、流れてました!
合計3回。
最初の1回は聴き取りにくいんですが
後の2回はしっかりと
僕の創った到着チャイムが流れています。
しかも、当時5つ創ったチャイムのうち
2種類も流れていました。
これは予想してなかったので嬉しかったです。

自分の創った音楽が、
一応、全国公開、
となったわけですねえ…。

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ちなみに、エプスタでも特集している
倉田ケンジ監督「魔法使いのLesson」
主演の谷村美月さんも
素敵な役で出ていますよ。

ぜひ皆さんも映画館まで「聴き」に行ってみて下さい。
僕の創ったチャイムという音楽が
日本全国で聴いてもらうことができる
数少ない機会です。

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映画自体の評判もいいですよ。
「ぴあ」の映画満足度ランキング、第3位、です。

ロードショウが始まってから
そろそろ1か月が経つので
公開が終わらないうちに、
お早めに行ってみて下さいね。

鎌田浩宮



2011.05.24