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長野県小諸にて「男はつらいよ」全作フィルム上映始まる!
写真/構成・鎌田浩宮
映画を
フィルムで
観る事が、
贅沢になってしまった
今、
渥美清さんが
終の棲家にしようとしていた
と言われる
小諸
にて。
寅さん全作フィルムで観よう会
やすらぎ会館 にて
(渥美清こもろ寅さん会館地下1階)
長野県小諸市古城1-4-26
しなの鉄道小諸駅より徒歩5分
2014年6月14日(土)より
毎月第2土曜日開催
開場 午後2時30分
開映 午後3時00分
大人 1000円
学生 500円
中学生以下は無料です
前売券取扱中!
大人900円 学生400円 限定50枚
【取扱窓口】清水薫 090-3206-3530までどうぞ!
主催:コモロ寅さんプロジェクト『いつもココロに寅さんを♪』
(通称:ココトラ)
後援:小諸市 小諸市教育委員会 小諸市観光協会 小諸商工会議所
小諸新聞 コミュニティテレビこもろ 東信ジャーナル 信濃毎日新聞社
協力:松竹 小諸フィルムコミッション 山川視覚教材社
お問い合わせ:090-2953-2172(代表者・一井)
第1弾となる6月14日の上映は、全48作の中の第2作
「続・男はつらいよ」
の上映です。
以降、順を追って第3作、第4作、…と毎月上映されますよ。
人生は素晴らしい!
人生は生きるに値する!
寅さんの映画すべてに貫かれているのは、
そんな“人間讃歌”です。
恋に悩む乙女、仕事が辛いと感じる青年、
落ちこぼれだと諦めてしまっている少年、
人生に疲れてしまったあなた…
そんなあなたに、寅さんはいつも優しく語りかけてくれます。
長年寅さんを演じた俳優、故渥美清さんのこよなく愛した町小諸で、
寅さん全作、いよいよフィルムで復活です!
(「ココトラ」フェイスブックから抜粋)
家庭環境がジンジョーでなかったキャマダは、子供の頃からテレビで「男はつらいよ」を観て大笑いし、ほろっと泣き、その寂しき心を慰められていたのではないだろーか。
作品を愛する気持ちは、大人になり自立し親離れするように、寅さんからも自立していくのかと思いきや、大人になるにつれ車寅次郎のような者になりたいというフーテンへのシンパシーは高まる一方で、次第に封切を真っ先にコヤへ駆け込むよーになる。
それは幸せなことだった。
DVDもyoutubeもない時代だったが、寅さんの雄姿を、いや、遊子を、爆弾三勇士を、35㎜のフィルムで、シネコンじゃ味わえねぇでっかい銀幕で、しかも封切で観られた事が、いかに幸せだったか。
真っ暗闇のコヤの中、老若男女で一杯だ、皆が今度は寅さんどんな恋をするんだろうと、息をこらして見つめてるんだ。
なんつったって封切だ、ストーリーはまだ誰も知らないんだ。
そんな興奮を、小諸で味わってみないかい?
デジタル上映の昨今、35㎜フィルムを松竹から借りてきて上映するんだよ。
シネコンには、フィルムで上映できる設備はないからねえ。
そんじょそこらの上映会とは、訳が違うのさ。
なんで小諸なんだ、って?
渥美清さんは、第40作「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」のロケで小諸を訪れているけれど、そのずっと前から小諸に親友もいて、何度も小諸に訪れては小諸を愛し、終の棲家は小諸に建てるかな、なんて事も話していたそうなんだよ。
だから、例えば渥美さんの国民栄誉賞の楯は、柴又の「葛飾柴又寅さん記念館」ではなく、渥美さんの心の故郷小諸に、「渥美清こもろ寅さん会館」に保管されているくらいだ。
その「渥美清こもろ寅さん会館」が、財政難で数年前から休館になっちまった。
その扉を再び開けて再開させるんだと、奮闘努力の活動を続けているのが、今回の主催団体「ココトラ」だ。
苦労も赤字もなんのその、身を砕いて頑張り、会館再開のために企画したのが今回のフィルム上映。
これを全国の人に観てもらって、1人でも多くの人に小諸へ来てもらって、再開のきっかけになればという思い。
去年2013年に同場所で催された第1作の上映会は、数十台も停まれる駐車場は満車、1969年に使用された貴重なフィルムで上映。
お客さんは老若男女「さくらちゃん可愛い!」だとかお喋りしながら、大爆笑したと思えば、涙をすする音があちこちで聞こえたり。
そりゃあもうすごくいい反響だった。
次回もやっとくれ、というアンケートの多かったこと。
だから、やるんです。
そして、渥美清こもろ寅さん会館を、必ず復活させる礎にするんです。
僕、キャマダも、スタッフとして行きます。
皆で、贅沢な時間をすごそうよ。
2014.05.31