続・舞天(ブーテン)デビュー5周年記念ライヴのご案内

文・鎌田浩宮

こんな

読みづらい
バンド

ライヴ
は、
行きません。

 

さあ、2月に入り、本番の23日も目の前。
我がバンド・舞天、リハーサルも佳境。

そこで今回は、
この風変わりなバンドの名前
「舞天」
の由来を説明しましょう。
大体、
すぐに読める人
ほとんどいないっつーの。

舞天というバンド名は、
戦後間もない頃、
沖縄のチャップリン
と言われていたコメディアン、
小那覇舞天(おなはぶーてん)さん(1897年~1969年)からもらったんだ。

 

ヌチヌスージサビラ。


お祝い

しましょう。

 

小那覇舞天さんは、
人口の1/4もが亡くなった
と言われる沖縄戦の後、
焼け野原を歩き、
今日はこの村、明日はこの家と、
巡り回っては
面白おかしい歌を歌って
悲しみに打ちひしがれた人々を
笑わせていた。

ある日、いつものように
とある家に行くと、
皆が泣いていた。

それでも小那覇舞天さんは
いつものようにおかしな歌を歌いだす。

家の人が1人、怒って言った。
不謹慎だ、と。

小那覇舞天さん、こう言ったね。
「こんなにも沢山死んだ中で、私達は生き残ることができた。
生き残れたことを、お祝いしようじゃないか
(ヌチヌスージサビラ)。」

人々は全てを理解し、皆で笑って踊ったという。

・・・これこそが、ブルーズなんだよ。
小那覇舞天さんのようになれるよう、
僕等はバンド名を決めたんだよ。

小那覇舞天さんの弟子で
一緒に村々を回っていたのが
沖縄芸能界の父・照屋林助(1929年4月4日~2005年3月10日)さん。
通称・てるりん。
てるりんの時代には
テレビも始まっていたから
彼の面白おかしい歌は、
沖縄では知らない人がいなかった。

特に、てるりんが出演した映画
「ウンタマギルー」は
僕が世界一好きな映画の1つ。

てるりんの息子が、
あの「りんけんバンド」の
照屋林賢(1949年10月5日~)。
こちらはウチナーポップスの祖と言われてる。
こちらは真面目なポップス。

林賢の甥っ子が、
なんとガレッジセールのゴリ(1972年5月22日~)。
最早、説明不要。

ゴリのはとこが、
ファッションモデルの
知花くらら(1982年3月27日~)。

もー、一家全員が
沖縄芸能界のドンなのよ。

僕の自慢は、
てるりんが沖縄市にて
副業でやっていた三線の販売店に
お邪魔したことがあって
そこでてるりんの奥さんと話ができて
暫くの間、年賀状をいただいてたんだぜ。

 

 

念のために書くと、
僕ら舞天は
沖縄音階の音楽を
やってるわけでは、ないです。

舞天さんの精神を、
受け継いだわけです。

あの痛ましい沖縄戦の頃
ほどではないけれど、
現代もまた、
生きにくい時代
であり。

生き延びることの、素晴らしさ。
生き延びることの、困難さ。
生き延びたことを、愛でよう。
生き延びたことを、祝おう。

そんなライヴ、やります。
その日は、皆でね。

 

The Booten are…
EG. 山中清紫郎
AG. タカツカアキオ
Ba. 今泉見海
Ds. TAKAHIRO
Vo,etc. 鎌田浩宮

【会場】 下北沢モナ・レコード
【住所】 東京都世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
【時間】 open 18:00 / start 18:30
【料金】 前売¥2000 / 当日¥2300
入場の際、ドリンク代として¥500をいただいております。ごめんね。

下北沢駅(小田急線、京王井の頭線)南口、徒歩1分。
マクドナルドを左手に緩やかな坂道を下ってください。
黄色い看板のラーメン屋「共楽」のあるビルの、右奥にある階段の3階です。

詳しい地図はこちらをクリック

TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327
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2013.02.05