小諸にて「男はつらいよ」フィルム上映会迫る

文・コモロ寅さんプロジェクト『いつもココロに寅さんを♪』/鎌田浩宮
構成/写真・鎌田浩宮

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さあ、寄ってらっしゃい、映画、観てらっしゃい。
ものの始まりが一ならば、国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島。
泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、博打打ちの始まりが熊坂長範。
続いてまけちゃおう、二つ、ね。
兄さん寄ってらっしゃいは吉原のカブ。
日光結構東照宮、憎まれ小僧が世に憚る。
仁木の弾正お芝居の上での憎まれ役、ときた。
続いた数字が三。
三三六法で引け目がなく、産で死んだか三島のお千。

四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い。
四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水。
粋な姐ちゃん立ちしょんべん。
さあ、どうだい!

1969年8月27日シリーズ第1作公開記念
初代マドンナ光本幸子さん追悼
『男はつらいよ』第1作
今じゃぁ珍しき、35㎜フィルム上映会だよと来た!

■日付: 2013年8月31日
■時間: 16:00〜19:30
    ※本編上映は18時からの予定です。途中入場も可能です。
■会場: やすらぎ会館
    (渥美清こもろ寅さん会館地下1階)
    長野県小諸市古城1-4-26
■料金: 無料
■主催: ココトラ(コモロ寅さんプロジェクト『いつもココロに寅さんを♪』)
■後援: 小諸市・小諸市教育委員会・小諸市観光協会・小諸市商工会議所・小諸フィルムコミッション・コミュニティテレビこもろ・小諸新聞・東信ジャーナル
■協力: 山川視覚教材社・佐藤青果店
■URL: https://ja-jp.facebook.com/kokoronitorasan
■E-mail: qqpc7ut9★dance.ocn.ne.jp(★をアットマークに変えて下さい)
■Tel: 090-2953-2172

【目玉企画その1】
「映写室特別見学会」(先着50名)

普段めったに見る事の出来ない映写室の中を、今回は特別にお見せ致します!しかも実際にフィルムを回しているところはかなり貴重です。
「昔の映画ってこうやって上映されていたんだぁ…」と親子で関心を持って頂ければ幸いです。

【目玉企画その2】
「衣裳係が語る、寅さん撮影秘話」
特別ゲスト:本間邦仁(ほんまくにひと)さん(元松竹山田組衣裳係)

長年山田監督と共に寅さんの撮影に携わった衣裳係の方に、めったに聴けないココだけのウラ話をとことん聴いちゃいます‼
「山田監督ってどんな人?」「渥美さんとの心に残っている想い出は?」などなど…。
寅さんファン必聴です‼^_−☆

8.31「『男はつらいよ』フィルム上映会」のココがスゴい‼(≧∇≦)

①記念すべき第1作です‼

ー「寅さんシリーズって48作もあって、どっから観ていいか分かんない…」そんなあなたにこそ、ぜひ来て頂きたい‼これぞシリーズの原点です。

1969年8月27日に初めて公開され、以後48作まで作られる大長編シリーズになるとは、この時誰も思っていませんでした…。

後にギネスブックにも載るほどの、世界に誇るべき映画の原点を、あなたも観てみたくはありませんか♪

②松竹秘蔵の貴重なフィルムをお借りしての上映です‼

ー今から44年前の今日、日本のスクリーンに初めて「男はつらいよ」が上映されました。素材はもちろん35ミリのフィルムと映写機です。
翻って現代は映画もすっかりデジタル化が進み、さらには3Dまで登場する時代…もはやフィルムで観る機会はほとんど無いでしょう…。
昔を知っている人には懐かしさを、知らない人には逆の意味で新鮮さを、味わって頂けるのではないでしょうか。

山田洋次監督自身が、長年フィルムでの撮影にこだわり続けて来ました。
撮影から編集まで、ワンカット、ワンカットにスタッフ達の情熱の汗が染み込んでいるのです。

だからでしょうか…フィルムには、どこか温もりがあります。( ´ ▽ ` )
みんなであの、懐かしい昭和の匂いを、もう一度感じてみませんか♪

③先着50名限定‼
実際にフィルムが回っている映写室の中を覗けちゃいます‼

ー 寅さん会館地下のやすらぎ会館には、35mmクセノン式の立派な映写機があります。
百歩譲って、仮にどこかでフィルム上映を観れたとしましょう…。しかし、映写室の中まで見せてくれる所があるでしょうか?
私たちは今回、あえてそこも見て頂きたいと考えています。
それはフィルム上映というものがいかに技術を要する作業なのかを間近で知って頂きたいからです。

スイッチ一つで済むデジタル映画とは違い、映写室の中では技師が脂汗をかぎながら、細心の注意を払ってフィルムが慎重に扱われ、事故の無いよう見守られながら上映されています。

その先に、私たちは安心して映画を楽しむ事が出来るのです。

こんな貴重な機会は滅多にありません!ここだからこそ出来た企画です‼ぜひ親子で、お友達同士で覗きに来てください♪
お待ちしております。

※先着50名様までなので、ご希望の方にはご予約をオススメ致します。まだ間に合います!お早めにどうぞ‼^_−☆

④長年「男はつらいよ」の衣裳係を務めた方による
撮影の裏話が生で聴けちゃいます‼

ー 松竹には、いわゆる山田組と呼ばれる撮影スタッフが存在します。それは、あの山田洋次監督に認められた者だけが加わる事の出来る、いわば撮影の精鋭部隊です。
そこに衣裳係として長年参加されていたのが、今回の特別ゲストでもある本間邦仁さんです。

あの寅さんの衣裳はどうやって決まったの?、山田監督ってどんな人?、渥美さんとの心に残るエピソードは?…などなど、長年衣裳係の立場で見てきた「男はつらいよ」のココでしか聴けない裏話を、この際たっぷり聴いちゃいましょう♪

もちろん皆さんからの質問コーナーもありますよ‼(≧∇≦)
これは必聴です‼(^.^)b

▽17時15分頃〜(約30分)
トークショー『衣裳係が語る、寅さん撮影秘話』

エプスタから、ボンクラ記者・鎌田浩宮もお手伝いに伺います。
西に行きましても東に行きましても、とかく土地土地のおあにぃさんおあねぇさんにご厄介かけがちな若僧でござんす。
キャマダはそんな塩梅で、頭のてっぺんから爪の先まで役立たずですが、渥美清こもろ寅さん会館再開に向けて奮闘努力の素晴らしきココトラの皆さんを、ぜひとも応援のほど、よろしくお願い致します!
オーエス!オーエス!


2013.08.29