舞天(ブーテン)セイシロウよりご報告

文・セイシロウ
構成・鎌田浩宮

この度、舞天(ブーテン)のギタリスト・セイシロウこと山中清紫郎が、仕事と家庭の事情から一時活動を休止します。
以下、山さんからのメッセージです。

2008年2月、季節外れの嵐の日から早8年。2人だけで始動した舞天が今の5人の布陣になり、こんなにブ厚いサウンドに進化するとは夢にも思ってませんでした…

リーダーの熱意に、皆の演奏に後押しされ、わたしの心構えも徐々に変わって行きました。

自宅でひとり、ギターを弾いていた私が皆と曲作りをすること、そして全力でライヴをこなした後のビールのうまさ!を再認識する事が出来ました。

いま、このバンドは素晴らしい新曲を産み出しました。次なるライヴに向け邁進して行くなか、ここに来て、改めて自分の生活と家族のことを考え直す時期がきてしまいました。

舞天では、強烈なボーカルに呼応するギターを意識して来ました。
拙いながら出来うる限りのギターフレーズを試行錯誤してきたつもりです。

この先、誤魔化してテキトーにギターを弾くことは出来るかもしれません。しかし、それはメンバーもお客さんも裏切ってしまう事だと考えました。

迷いましたが、これはわたしのワガママです。
舞天を一旦、お休みすることにしました…

これまで、遠くから足を運んでライヴを見てくれたお客さん、鎌さん、タカツカさん、いまこさん、パコさんそしてタカヒロ、本当にありがとうございます!

またギターと向き合って皆と美味いビールを飲む余裕が出てきたら帰ってきます!
たぶん良い曲を持って…

その時まで、この素晴らしいバンド、舞天をどうかよろしくお願いします!!

セイシロウ

舞天は以降、残った4人で活動を続けます。
山さんが帰ってくるのを待ちながら、ね。


2016.08.10

マユミとフミヒロのバラード

マユミとフミヒロのバラード
作曲作詞・鎌田浩宮

泣きすぎて 体の 水分 随分 なくなっちゃった
出会いは たくさん 別れも たくさん

皆 どこに 行っちゃったの
正巳さん そね 港の人 マユミのかあさん
皆が 戻ってきたよ
皆が ここにいるよ
この2人が 一緒になるから
いつでも ふざけあって
いつでも はしゃぎあって

ほら 皆が歌ってる     祝福の歌を歌ってる
ほら 仲間たちも歌ってる  祝福の歌をうたってる
ほら 子供たちが歌ってる  祝福の歌をうたってる
ほら 子供たちが歌ってる  ぴぐれっとの子供たちが歌ってる

泣きすぎて 体の 水分 随分 なくなっちゃったけれども
遂に 2人で笑える日 やってきた

一緒に暮らそう 僕と2人で ふさわしい家を 探して住もう
そしたら僕は ギターとペンを持って 君のための歌を きっと書くだろう

だから この幸せを 離さないぜ
いつまでも ふざけあって
いつまでも はしゃぎあって

ほら 子供たちが歌ってる ジョンとジョージとエプスタインが歌ってる
ほら 実花子が歌ってる  オーティス清志郎ダックダンも歌ってる
ほら 皆が歌ってる    彩ちゃんのニャンチくんも歌ってる
天国に先に逝った奴等が  祝福の歌を歌ってる

みんなどこへ 行っちゃったの
實おじさん 恵子おばさん 浪 アキオのいとこ
皆が 戻ってきたよ
皆が ここにいるよ
この2人が 一緒になるから
いつまでも ふざけあっていこう
いつまでも はしゃぎあっていこう

泣きすぎた後は… 笑顔が…


2016-2-21
舞天「小まとめ」
at Doppo,TOKYO
set list

1 are you sleepy now ?
2 鳥と山
3 天気雨
4 辺野古へ
5 日々の
6 新品の誕生日
7 火をつけると飛んで行きます
8 年賀状
9 マユミとフミヒロのバラード
10 午前4時
en 家に帰ろう

先日2016年2月21日(日)のライヴ「小まとめ」では、アンコール以外全て旧曲。
新曲、なかったんです。
なので、エプスタで記事にしていない歌詞は、この曲だけ。

この曲が演奏されるのは、2013年以来。
久々やのお。

キャマダの親友・ブリヒロこと岡本史浩が中年真っ盛りにして遂に結婚するというので、祝いの曲を書こうとしたのだが、あまりに幸福そうなブリヒロに激高し、ただのウェディングソングは書くまいと決意。
出会いがあれば別れもある、と「出会いと別れ」をテーマにしたこの曲は、彼の結婚披露宴の3次会にて初演された。

おいおいおい、3次会だよ。
フツー、親友の書いたオリジナル曲だぜ、1次会だろう?
3次会扱いって、なんだよ。
上等だよ、むちゃくちゃにしたろうじゃないか。
っつーことで、歌詞には死んだ知人友人の名前が列挙。
縁起でもない不吉な曲となった。
しかも、途中無許可でRCサクセションの傑作「oh!baby」が引用されている。

さてさて、当の本人、ブリヒロは今回のライヴを観に来たのか?
…あいつねえ、40代後半にもなってまた子供作りやがって、育児が忙しいから、ライヴなんぞ来ないのだ。
ああ、でもいいのさ、心は繋がっているからね。
そんな、曲なのさ。


2016.02.29

are you sleepy now ?

作曲作詞 今泉見海 / 鎌田浩宮

全ての山を 登りたまえ  
喜びも 悲しみさえも

1日が 終わる  
今日も 登り終えた

焦る ことは ない  
だから 灯りを 灯そう

Are you sleepy now ? Are you sleepy now ? Are you sleepy now ? Are you sleepy now ?
Sleepy now Sleepy now Sleepy now Sleepy now

全ての川を 渡りたまえ  
嬉しさも 苦しみさえも

1日を 終える  
道の 途中でも

焦る ことは ない  
だから 灯りを 消そう

Are you sleepy now ? Are you sleepy now ? Are you sleepy now ? Are you sleepy now ?
Sleepy now Sleepy now Sleepy now Sleepy now

Are you sleepy now ? Are you sleepy now ? Are you sleepy now ? Are you sleepy now ?
Sleepy now Sleepy now Sleepy now Sleepy now
Sleepy now Sleepy now Sleepy now Sleepy now…

ライヴでも話したが、いまことは中学3年の頃にはバンドを始め、19歳の浪人時代には互いに曲を書き始めた。
しかし、共作というのを、したことがなかったんです。

前回のライヴでの「挑けなければ2人は黙ったまま」が初めての共作となったけれど、共同作曲は今回が初めて。
いまこが19歳の時に、メモ帳のように書き溜めていた曲の断片…サビのフレーズと歌詞に、僕がAメロや間奏を加えて完成しました。
そういう意味では、28年目にしてようやく日の目を見た曲、なんですね。

Aメロを作曲していた2015年、僕はロックではなく、ドビュッシーなどを聴いていた頃があって、「月の光」のようなメロディーを書きたかったんです。
歌詞は「サウンド・オブ・ミュージック」の「すべての山を登れ」の影響ですね。

いまこが完成したデモテープを聴いて、「この曲の匿名性が素晴らしい」と言ってくれたのが嬉しかったです。

今回は、長野からも大阪からも、お客さんが来てくれたんだ。
なんてありがたいんだ。
感謝 for you !

本当に素晴らしいお客さんだった。
世界の最高傑作「サージェント・ペパーズ」の観客のように、ここで、というところで拍手をしてくれた。
お客さんと共に作り上げたライヴだった。
僕らは真からの幸せ者です。
ありがとうございました!

震災があって、息子同然だった愛猫が亡くなり、いつ僕は作曲する気力を取り戻すのだろうと案じていた。
ソロで作った「lifetime of Namii」は震災前から構想が既にあったし、「鎌田浩宮 福島・相馬に行く」は映画のサントラだ。
舞天での曲も、メンバーや友達との共作は沢山書けるようになったけれど、完全に自分1人という新曲は、まだ、ない。
でも、これでいいのだ。
ボンボンバカボンバカボンボン。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
CD  http://epstein-s.net/archives/25952


2015.10.26

あなたといつまでも

作曲・作詞 重田實

 

青空を

あなたと

走っていこう

どこまでも

雲ひとつない

この空を

息の続くまで

あなたと

そして 語ろう

語ろう

いつ いつまでも

そして 語ろう

語ろう

いつ いつまでも

 

「キャマダの、ジデン。」でもメガ反響のあった實おじさん。
家庭環境の不和により、僕と弟は1年間、母の弟である實おじさん家に預けられるんですね。
当時、僕が7歳、弟は5歳、實おじさんは25歳、恵子おばさんは23歳、息子の広実君は2歳。
この若さで、よく僕らを引き取ってくれたものです。

實おじさんが僕と弟にビートルズを熱心に聴かせてくれ、おかげで僕は7歳にしてFENを聴きまくり、洋楽をむさぼる日々。
ドエラい早熟ぶりです。
その後、大成もしませんでしたが。

その實おじさんは、2012年に64歳の若さで、パーキンソン病と糖尿病の合併症で亡くなりました。
恵子おばさんまでが後を追うように、2015年6月30日に64歳の若さで、胆のうガンで亡くなりました。

本当は、恵子おばさんのガンが分かった今年早々の時点で、ライヴでこの曲を演り、恵子おばさんを励まそうと練習に励んでいました。
この曲は、實おじさんが20代の時に作った曲。
ギターも弾けないおじさんが、こんなに美しいメロディーと歌詞を書く…プロには絶対にできない業です。

そのおじさんの曲に、イントロだけ手を加えました。
ビートルズの「ゲッティング・ベター」のイントロを挿入したんです。
だんだん、良くなる…だんだん、良くなるんだ…良くなるに、決まってるじゃないか…、と。

しかし、間に合わなかった。
悔しかったです。

ライヴ当日は、広実君が来てくれました。
この曲を聴きながら、号泣していました。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
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2015.10.19

fine

作曲作詞 鎌田浩宮

偉大なソウルマンが消えた
すごいバンドマンがいなくなった
3番目に大事なものを
失ってやりきれないけれど

道端で泣いてるこの僕を
あの歌が救ってくれた
これからもあの歌を聴いて
救われる人がいるのだろう
それで俺は fine fine fine fa fa fa fine

はにかんだソウルマンの仕草
皮肉とユーモアのバンドマン
君が僕を知ってるのなら
僕たちは語り続けよう

豚どもの僕らへさえ
彼は歌ってくれた
素敵な愛と平和の歌と
あの仕草を忘れない
それで俺は fine fine fine fa fa fa fine

失ってしまうもの 君を乗せてた自転車
失ってしまうもの 引っ越しちゃった同級生
失ってしまうもの あの娘のレター
失ってしまうもの 彼のぶっ飛んだシャウト

悲しくて悲しくてやりきれない
いい事ばかりはありゃしない

愛している人が
この世界からいなくなる事
止まらない涙ぬぐわない
とぼとぼまた歩き出す
それで俺は fine fine fine fa fa fa fine
それで俺は fine fine fine fa fa fa fine

キヨシローが2重の虹の彼方へ行ってしまってから、しばらく曲が作れなくなり、やっとの思いで作った2009年の曲。
山さんとタカツカさんの3人舞天時代から演っていた曲です。
ようやく、リズム隊を入れた構成で、披露できた…。
なので、今回のライヴの中では、比較的昔に作った曲、ということになる。
何しろ今回は、新曲が4曲もあったのだから。

後で気づいたんだけど、fineは「ゴキゲンだぜ」という意味と、「終わり」という意味の2つがある。
どちらの意味も背中にしょって、俺はこれからも歩いて行く。
忌野清志郎と出会ってなければ、今の俺はいない。
忌野清志郎を聴き続けなければ、これからの俺もいない。

 

 

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2015.10.16

年賀状

作曲 タカツカアキオ / 鎌田浩宮 
作詞 鎌田浩宮

僕が辛い 時は 
君に頼りっ放し 
君が辛い 時は 
君はじっと耐えている

ビーチパーティーはしない 
そもそも海に行かなくなった
心許した友も 
震災で離れていった

年賀状を 送る友達なんて 少なくていい
君がギターを 弾いてくれる それだけでいい

君が辛い時は 
僕に言葉少なくなる 
どうぞいつまでも 
君とならうまくやれるさ

バーベキューもしない 
そもそも山も行かなくなった
仲良しの友達も 
震災で溝ができた

年賀状を 彼らにはもう送らない
君のギターが ストーブみたいに あったかい

江戸川橋を 渡って 
何もない 街並の 
君の絶望と 震災と 
君のこれからと 君の夢 
僕の夢

年賀状を 送る友達なんて 少なくていい
君がギターを 弾いてくれる それだけでいい
年賀状を 彼らにはもう送らない
君のギターが ストーブみたいに あったかい

すごくネガティブな歌詞でしょ?
でも、これは「鳥と山」第2弾です。
タカツカさん、鳥やん、友への友情を書きました。

震災で、近しい人なりペットなりを亡くした人に、人々は「早く立ち直ってね」と言う。
震災とは関係なくとも、例えば重い病気を患った人や、心に深い傷を負った人にも、人々は「早く克服してね」「頑張ってね」と言う。
あるいは、気を遣い過ぎているのか、全く違う話題に切り替え、笑いに興じようとする人。
それが、いかに残酷な事か、分からない人が多い。

できるものなら、人に言われなくとも、そうしている。
できないから、頑張れないから、笑えないから、悩み苦しむのではないか。
欝になり、果てには自殺する人まで、出てしまうのではないか。

ライヴでも話したけれど、タカツカさんがビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンのような曲を書いたので、そこにポール・マッカートニーのような味付けをしたら、奇跡の疑似共演だなと思い、作曲を加えました。

イントロは、「ハニーパイ」。
大サビは、「ゴールデン・スランバー」。
ベースソロはもちろん、「アイム・オンリー・スリーピング」のポールのフレーズ。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
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2015.10.14

火をつけると飛んで行きます

作曲 鎌田浩宮
作詞 服部士郎 / 鎌田浩宮

授業中 君と僕は いつも悪ふざけ
授業中 君と僕は あの手この手で

楽しかった あの頃
ひでえ時代だ この頃
政治家の子供は
戦争に行かないで済む
あの娘が可哀想だよ

火をつけると飛んで行きます  大人になったのさ
火をつけると飛んで行きます  悪い大人ぶっ飛ばす

小学校 君と僕は 給食もりもり5杯もおかわり
素敵な先生だったのさ 自由と青空 教えてくれた

楽しかった あの頃
ひでえ時代だ この頃
社長は金が好きで
原発を売りさばく
子供が可哀想だよ

火をつけると飛んで行きます  大人料金で飛んで行く
火をつけると飛んで行きます  馬鹿な頭で知恵を絞るのさ

火をつけると飛んで行きます  悪化した事態を回避できます
火をつけると飛んで行きます  後藤さんの意志を引き継ぎます
火をつけると飛んで行きます  真夏の日差し僕に突き刺す
火をつけると飛んで行きます  青の時代の虹描き出す
原発を蹴散らします      辺野古に自由を愛と平和を
戦争法案を蹴散らします   安倍を倒せ 僕らに自由を

はいさい、3曲目です。
「闘う」というテーマを、1番具現化している曲です。
舞天にしては、えらくアッパーな曲です。

ライヴの時にも喋ったけれど、僕が中学生の時、管理教育に反対するために、生徒会役員に立候補したんです。
その時、いまこたちがブレーンになってくれて、そのうちの1人、服部士郎君が、選挙ポスターのキャッチコピーを考案してくれたんです。
それが、「火をつけると飛んで行きます」。
鎌田ってゆーヤツは、そーゆーヤツなんだ、とゆーことです。

君の回りには、火をつけてあげると、飛んで行くようなすごいヤツ、いるかい?
それは、貴重なヤツなんだぜ。
でも、君が火をつけてあげなきゃ駄目なんだ。
自分で自分に火をつけるのは、難しいんだぜ。
背中を、押してあげるんだ。
君の願いを、かなえてくれるよ。

この曲を完成させた頃は、まだ戦争法案が話題になる前で。
でも、ライヴ本番が近づくごとに、SEALDsが頑張り出して来て、こりゃあ絶対歌詞につけ加えなきゃいかん、となったわけです。
僕らに自由を。
本当に止める。

イントロ・間奏・アウトロは、ウイングスの「007 死ぬのは奴らだ」へのオマージュです。

「素敵な先生」は、「キャマダの、ジデン。」にも登場する、和田淨美先生と常田晌子先生です。
決して、大木美代子ではありません。
なんたって、校内中を回って給食の余りをかき集めて、5杯もおかわりをするなんてことを許してくれたの、和田先生と常田先生だけだもん。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
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2015.10.09

天気雨

作曲 山中清紫郎 / 鎌田浩宮
作詞 鎌田浩宮

僕の街はあの日以来 
もうガタガタ  
君と僕がこんなに 
愛し合っても
太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
ほのかな天気雨 美しいしずく

僕の心の中の電気 
ああカタカタ  
君と僕がどんなに 
手をつないでも
太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
遙かな天気雨 皆に等しく

その雨は光の中で お星様のよう  
見えないまぶしいよ お月様がもう

百年も千年も 
降り止まない放射能

太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
福島に東京に 海に山に

太陽の陽射しの中で 大きな傘をさし  
君を守れたなら 他にはいらない

空から何が 降り注ぐの?  
それは愛なの? 憎しみなの?

太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
空爆で後藤さんの 涙降り注ぐ

太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
報復の連鎖が 皆に等しく

出た。
レコチョク第1位の曲だ。

「親愛なるりんだへ」「新品の誕生日」「日々の」に続く、山さんとの共作です。
「日々の」で初めて共同作曲をしたんですが、今回はもっと踏み込んで、僕の家に缶詰め状態になって、その日のうちに何が何でも1曲完成させる、という試みをしたんです。
山さんがたたき台となる曲を書いてきてくれて、それを僕が、この部分はいらない、その部分に僕が作曲して後付けする、という作業でした。
3時間で完成した時は、2人で狂喜しました。

完成した後曲名を決めて、「雨上がりの夜空に」「激しい雨」に続く雨3部作だ、と勝手に盛り上がりました。
勝手すぎます。
お詫びして訂正します。

後藤さんとは、もちろん後藤健二さんの事。
戦争法案が成立し、遅くない時期に、第2第3の後藤さんが出てきてしまうでしょう。
日本は、既にテロの標的となったのです。

ライヴの直前、山さんが「放射能」という単語を用いなくても伝わるので、他の言葉にした方がいいのでは、と言いました。
が、結局そのままで歌いましたねえ。
キヨシローなら、やはりこの単語をはっきりと用いて歌うだろうと思ったからです。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
CD  http://epstein-s.net/archives/25952


2015.10.07

オリンピック

作曲作詞 鎌田浩宮

オリンピック
東京にオリンピック
絶対やりたいな
オリンピック

住む家がない
仮設住宅避難生活
被災地復興なんぞより
競技場造ろう

大好きな東北見捨てて 愛する東北見捨て
東京にオリンピックを 東京にオリンピックを

オリンピック
東京にオリンピック
絶対やりたいな
オリンピック

汚染水は福島に
工事業者は東京に
ついでに総理大臣に
福島の魚食わせよう

大好きな福島見捨て 愛する福島捨てて
東京にオリンピックを 東京にオリンピックを

オリンピック
東京にオリンピック
絶対やりたいな
オリンピック

アンダーコントロール
世界に嘘をついた
完全安全だから
福島でオリンピックしよう

世界中の人々に 真実知ってもらいたいから
福島にオリンピックを 福島でオリンピックを

オリンピック
やっぱり やりたくねえな
それでも やるのかい
オリンピック

2020年が来た
僕は6畳1間の
仮設住宅のままで
豪華な開会式を観る

盗作マーク大歓迎 皆が騒いでるその隙に
東京がオリンピックを 東京ならオリンピックを

今日から7回に渡り、先日開催した舞天(ブーテン)ライヴ「闘う」で演奏した曲を紹介します。
まずは1曲目から。

いつも僕らは演奏前に円陣を組み、エイエイオーのような掛け声をかけてから演奏に入るんですが、エイエイオーの時から拍手が起こり、とっても嬉しかったです。

イントロのフレーズ、昔プロレス中継や野球のナイター中継で使われた「スポーツ行進曲」の変奏です。
そのイントロの箇所で、
「シーナ&ロケッツ、シーナ。RCサクセション、小川銀次。馬呆、石やん、石田長生」
と語り、その後「ユー・メイ・ドリーム」の歌詞をモノローグ調に詠み、これが僕らの夢、夢、夢、と歌いながらAメロに入った。

典型的なブルーズから途中一変し、オーティス・レディングの「お前を離さない」調のソウルに、そしてブレイクしブルーズに戻る構成。
お客さん、歌詞を聴き逃さないようにか、真剣にぐっと体を引き締め聴いてくれている姿が印象的でした。

この曲を1曲目に持ってくる事には、不安がありました。
今回の7曲の中でも、1番直接的にメッセージのある歌詞だし、オリンピックには賛成の人も多く、そこに対して東北・福島を例に取り反対していく事に抵抗のある観客もいるだろう。
であれば1曲目は、比較的多くの人が共感できる歌詞の曲を持って来た方が、いい。

具体的に言うと、「愛する福島見捨て東京でオリンピックしよう」という部分を、福島に失礼だと拒絶反応を示す人、いるでしょう?
こういう歌詞でも、風評被害の一因になるんだ、といった理由で。
でも、何もかもまとめてタブー視するのはどうかと思うんです。
キヨシローによく似たゼリー率いるザ・タイマーズの系譜である、こうした世相をからかう曲は、世の中に不可欠なもの。

でも、結果的にこの曲が1曲目でよかったです。
「ユー・メイ・ドリーム」も歌えたし。

お客さんは、いつもより若干少ないものの、立ち見も出て盛況。
ここから、始まりました。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
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2015.10.05

KUMIMA

文・鎌田浩宮

先日、北海道は二風谷という、アイヌの方々が人口の7~8割という村落へ行ったんです。
そこでお祭りがあって、ライヴもあったんです。
もう、夜中の11時を超えていて。
電車のないコミュニティーって、いいね。
終電を気にせず、宴は続いていくんです。
そんな中、あらかたべろんべろんのデロンデロンな観衆の中で、見た事もないような変わった笛を、一生懸命吹いている人、いたんです。

その人が、KUMIMAさんで。

演奏が終わると、僕はすぐに駆け寄って、感激を伝えたんです。
ドローンという、北米のネイティヴ・アメリカンが使う、同時に2つの音を出せる木製のフルートなんですね。
それを、KUMIMAさんなりの独自の演奏法で奏でているのが、またいいんです。

後日、KUMIMAさんから連絡があって、東京でぜひ会おうという事になり、録音を手伝いました。

気に入ってもらえたり、一緒にセッションがしたいとか、メッセージを送りたいという人がいましたら、このサイトの上右に
[contact]
というところがあります。
クリックしてアクセスしてみて下さい。


2015.09.21