第9話「マイiPadの巻〜前編〜」

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朝起きて、リビングに向かうとソファーの上にiPadが無造作に置かれていた。

しかもMacの箱に入ったままの状態。

まあ、いつものごとく、カノジョが働く店の客から

プレゼントでもされたのだろう。

バックやアクセサリーの類いのプレゼントは

ボクにはまったくもって関係ないが、このiPadはもちろん興味をそそる。

発売当時は、欲しくてたまらなかったのだが

予約販売というのがボクの性格からして“メンドー”極まりなく、

購入の機を逸していたところiPhone4の発売!

いまでは家電量販店で予約などしなくても買えるのだが、

iPadにするか、それともiPhone4にするか迷ったまま今日を迎えている次第。

職場では当然のごとく数台あるが、あくまでそれは会社の備品のはなしで、

ゲームや面白いアプリを楽しむ、なんてことは出来ない。

そんなときに現れたiPad、これはなんだかすごくラッキーである。

どうせ、ボクのカノジョは携帯電話しか使わないハズだ。

なぜって?それは、電化製品にめっぽう弱い。

さらには、パソコンアレルギーとでもいうのか、

キーボードで文字を打つということを極端に嫌う。

携帯メールは、なが〜い、へんてこりんなネイルをまとった爪で

“チョッパヤ”で打てるんですけどね〜

ともかく、そういった訳で“コイツ”は

ボクのプライベートユースのiPadとなるわけだ。

当然、朝帰りのカノジョはまだ寝ている。

一応マナーとして箱から開けるのは偲びない。

ということで、このiPadで遊ぶのは、

会社から帰ってきてからの楽しみにとっておこう。

そんなこんなで、クリスの朝の散歩を済ませ、

いつも通りのセルフクッキングの朝食をとり

なんか、得した気分で出社するのであった。

2010.11.04