第2話「バトル?」

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カノジョとバトル勃発!?目黒のカフェにて

結局、ブランチどころかもう昼ぢゃん!

まあ、いつものことだけどさ…

Sondemotte.

前から約束してた、近所にオープンした気になるカフェに行くことに。

店長さん「いらしゃ~い、昨日大丈夫だった?」

カノジョ「え~、ぜんぜんへっちゃら~」

しかもカッコ笑い的な…

「ナニ?来たんだ昨日?」

「ウン、お客とアフターでね」

「マスター!昨日のアレ美味しかったんから、今日もアレね!」

「アイよ!了解!」

「・・・」

てかさ、ナンだよ昨日のあれって。

てかさ、ナンだよ昨日のヤツって。

そりゃさ、ボクのカノジョはキャバだけどさ~

胸元の開いたドレスがユニフォームだけどさ~

クソオヤジから、チョイな金を巻き上げるのが仕事なんだろうがさ~

解っちゃいるんだけどさ~

解りたくないことってあるじゃんさ~

正直、処女肯定論者なんかではないんだけど、

聞きたくも、知りたくもないんだよね、過去はさ。

過去ならいいけど、昨日のこと?

ボクと一緒に休みの日に行くんぢゃなかったのココ?

それがなんだよ!昨日のアレって?

食欲も失せた、もう帰る。

「ごめん、オレ、帰るわ」

「何言ってんの?」

「てかさあ~、もういいや。帰る」

「え?失礼ぢゃん!ねえ?マスター!」

「どーしたんすか、カレ?」

だから、テメーにいわれたかないんだよ!

キャバ嬢のカノジョを持つオレの気持ち解ってくれっかな?

あー!もういいや!モヤモヤする!帰る!

「クリス!かえろ」

「なにいってんの、勝手に帰れば!」

「クリスは一緒にいるもんね~♥」

ボクとカノジョのどちらに付くか、キョロキョロ目を見つめるクリス。

ボクは心の中で“フン、ボクに付いてくるに決まってんぢゃん”

なのに…

「クリスゥ~!ミルクきたよ~!マスターアリガト!」

だってさ。

ボクをチラ見しながらも、ミルクをシャバシャバ、ハグハグ飲むクリス。

あー、気分わりー。

マジで帰る。

2010.07.31