映画「鎌田浩宮 福島・相馬に行く」特別先行無料上映会決定

撮影/写真/文・鎌田浩宮

2012年の夏にクランク・インし、
いつまで経っても音沙汰ないので
「キャマダはオオカミ少年か」
と揶揄されていた新作映画
「鎌田浩宮 福島・相馬に行く」
の全国ロードショウに先立ち、
舞台となった相馬での先行上映が、
遂に決定です。

そこで、本作品の主演を務める、杉本紀男(72)にインタビューです。

-どうですか、やっとできましたが。

杉「長かったけど、あっという間だったな」

-この映画のいいところは?

杉「いやあ、恥ずかしいなあ、俺が映ってんだもん」

-じゃあ、この映画の悪いところは?

杉「仮設とかで苦しんでる人もいるのに、映画の中で俺とおまえ、酒呑んでばっかだもんなあ」

-上映会、お客さん、何人くらい来るかねえ?

杉「分からん。あんま一杯来てほしくない、フフフ」

-チラシも出来上がったねえ。

杉「それは最高にいいんでないの?ぱっと見た感じ、悪いとこないじゃん」

-今回はお父さんの意向で、無料上映だねえ。

杉「俺が映ってんだもん、カネは取れねえよ」

-でも、すんごく立派なホールだよね。

杉「だってまだ造ったばっかだもん。ナベサダをこけら落としに呼んだんだもん」

-震災で崩壊して、建て直したんだもんね。この映画、音楽はどう?

杉「音楽はいいんでねえの?台詞より音大きすぎるけど」

-アハハ!

杉「今夜の呑み会で、仲間にチラシ配るぞ」

-うん!俺も行ぐ。

「お前のパソコン持ってけ。皆に予告編見せろ」

(相馬市、杉本家にて)

がれきが
ひとつも出てこない
震災の映画
です。

震災の後、おばあちゃんを亡くした、相馬の杉本さんちと、
震災の後、息子同然だった猫を亡くした、東京の鎌田くんが、
お酒を酌み交わし、
除染していない畑の野菜を食らい、
歌い、シャウトし、
楽しく豊かに交流し、
涙を、笑いに、変えていぐ。
死ぬまで、生きていく。

出演 杉本紀男 杉本敏之 チャコ 鎌田浩宮 他
監督 大友太郎・鎌田浩宮・菅野宏彰
撮影 菅野宏彰・平野哲郎
編集・構成 大友太郎
音楽 鎌田浩宮

入場無料です!!お気軽にお越し下さい。
日程 2014年4月6日 日曜日
開場 午後1時30分
開映 午後2時
場所 相馬市民会館内 多目的ホール
福島県相馬市中村北町63-3 電話 0244-35-2426


2014.02.12